なぜ権限移譲するのか


社内には、中長期的に会社の成長に大きな影響を及ぼす仕事、そうではない仕事の2つがあります。会社を成長するためには、以下のサイクルを回し続けることが重要です。

  1. 現在の仕事よりも重要度の高い仕事を探す(作り出す)
  2. 1で見つけた重要度の高い仕事に取り組む
  3. 自分が抱える仕事のうち業務時間内に捌ききれないものを重要度順に洗い出す
  4. 3で見つけた捌ききれない仕事を、マニュアルを作成した上で部下に任せる
  5. 自身や部下を含め仕事の重要度を1段階引き上げ、会社全体として重要な仕事のみに取り組める状態を作る

いつまでも同じ仕事をしていてつまらないと感じるのは、新しい仕事を探せていないということであり、もしくは上司が仕事を作れていない、あるいは引き受けすぎているということです。

権限移譲のコツ


自分より専門的な能力のある人に仕事を引き継ごう

権限移譲をすることで渡した仕事の練度が下がっては意味がありません。ある仕事を引き継ぎながらより練度を高めるために引き継いでいくのが理想です。従って自分より優秀な人を採用し、その人に権限移譲をすることが重要です。

ToDoではなく抽象度の高い仕事を渡そう

人はタスクを渡すと、それをこなすことのみを目的に行動してしまいます。権限移譲の目的は、より重要な仕事を作り出すこと、既存の仕事の練度を上げることの2つです。タスクではなく抽象度の高いイシューを渡すことで、既存の仕事の練度を高める方向に導きましょう。

参考資料